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- 前立腺疾患(前立腺炎・前立腺肥大症)
こんな症状があればご相談ください
- 尿の勢いが弱く、時間がかかる
- 頻繁にトイレに行く(頻尿)
- 排尿時に痛みがある
- 残尿感が続く
- 夜間頻尿がある
- 下腹部や会陰部に痛みや違和感がある
前立腺の病気は加齢とともに発症しやすくなりますが、早期に適切な治療をおこなうことで改善が期待できます。お悩みの症状がある場合は、お気軽におおしま糖尿病・甲状腺クリニックまでご相談ください。
前立腺肥大症
前立腺肥大症とは?

加齢とともに前立腺が大きくなり、尿道を圧迫することで排尿障害を引き起こす病気です。60歳以上の男性の3人に1人が発症するといわれています。
前立腺肥大症の主な症状
- 尿の勢いが弱い
- 排尿に時間がかかる
- 残尿感がある
- 夜中に何度もトイレに起きる(夜間頻尿)
- 急に尿意を感じ、我慢できない(尿意切迫感)
前立腺肥大症の検査
問診・診察
症状の内容、開始時期、既往歴などを確認
尿検査
尿路感染の有無を調べる
血液検査(PSA測定)
前立腺がんのスクリーニング
超音波(エコー)検査
前立腺の大きさや形状を確認
尿流量(ウロフロメトリー)検査
排尿の勢いや量を測定
おおしま糖尿病・甲状腺
クリニックでは尿流量
(ウロフロメトリー)検査の結果を
当日お伝えします
前立腺肥大症の治療
薬物療法
前立腺の筋肉を緩めたり、前立腺を縮小させたりする薬を服用
手術療法(薬物療法で効果が得られない場合)
- TURP(経尿道的前立腺切除術)
尿道から内視鏡を挿入し、肥大した部分を電気メスで切除する方法 - HoLEP(ホルミウムレーザー前立腺核出術)
レーザーで肥大した前立腺を削る方法
前立腺炎(急性・慢性)
急性前立腺炎
尿道から細菌が前立腺に感染し、急激な炎症を起こす病気です。免疫力が低下していると発症しやすくなります。
急性前立腺炎の主な症状
- 38℃以上の高熱
- 排尿時の強い痛み
- 頻尿、残尿感
- 会陰部(肛門の前)や下腹部の痛み
- 排尿困難、尿閉(尿が出なくなる)
急性前立腺炎の検査・診断
- 尿検査(細菌感染の有無を確認)
- 血液検査(炎症の程度を評価)
- 超音波検査(前立腺の腫れや異常を確認)
治療方法
- 抗生物質の投与(内服または点滴)
- 排尿困難時はカテーテル挿入
- 症状が強い場合は入院治療
慢性前立腺炎
前立腺の炎症が長期間続く状態で、細菌が原因の「細菌性」と、はっきりした原因がわからない「非細菌性」に分かれます。非細菌性の方が多く、ストレスや生活習慣が関与すると考えられています。
主な症状
- 排尿時の違和感・痛み
- 下腹部や会陰部、鼠径部(足の付け根)の鈍痛
- 頻尿や残尿感
- 射精時の痛み、血精液
検査方法
- 尿検査(感染の有無を確認)
- 超音波(エコー)検査(前立腺の状態を確認)
- 尿流量(ウロフロメトリー)検査(尿の勢いや残尿量を測定)
おおしま糖尿病・甲状腺クリニックでは尿流量(ウロフロメトリー)
検査の結果を当日お伝えします
治療方法
- 抗生物質の投与(細菌性)
- 消炎鎮痛剤や筋弛緩薬の処方(非細菌性)
- 温浴療法や軽い運動の推奨
- 長時間の座位を避ける(デスクワークの合間に立つ)
慢性前立腺炎を予防するために、日常生活でできること

慢性前立腺炎は一度発症すると長引きやすく、再発しやすい病気です。しかし、日々の生活習慣を見直すことで予防や症状の軽減につながります。特にデスクワークや運転などで長時間座り続ける習慣のある方は要注意です。次のポイントを意識して、前立腺の健康を守りましょう。
- 定期的に立ち上がり、座りっぱなしを避けましょう
- 適度な運動を心がけましょう(ウォーキングやストレッチ)
- 飲酒や刺激物の摂取を控えめにしましょう
- お風呂でしっかり温めましょう(血流改善)
- ストレスを溜めないようにしましょう(リラクゼーションを取り入れる)
ちょっとした習慣の改善が、前立腺への負担を減らし、健康維持につながります。気になる症状があれば、早めにおおしま糖尿病・甲状腺クリニックまでご相談ください。